#20 ニーイン原因「内転筋群」の張り改善
日常生活などの癖により、
膝が内側、つま先が外側を向いている
二ーイントゥーアウト
を改善するためのシリーズをお届けしています。
『内股が治らず、足が上がらない』
『股関節の動きが悪い』
『膝が痛い』
などそんなトラブルを解決しましょう。
こわばり(硬くなってしまっている筋肉)と
ゆるみ(緩んでいる、弱い筋肉)の
バランスを取る必要があるので、
内側にひねる筋肉のこわばり改善から
お伝えしています。
・中殿筋
・大腿筋膜張筋(腸脛靭帯)
・内転筋群
・内側ハムストリングス
この中で今回は、
大切なのに忘れがちな
「内転筋群」についてお話します。
お仕事などのシーンで硬まることが多いので、
絶対に見てください。
◆10秒でできる足の向き診断
「何となく」股関節が動かない時は
内転筋にも目を向ける
固まりやすいのに、
何となく伸ばしがちな内転筋群。
主に太腿の内側にあります。
内転筋群は、
その名の通り足を内転させたり(閉じたり)、
中殿筋と同様にバランスを取る
役割を持っています。
姿勢を維持するためには
忘れてはいけない部位です。
しかし、
無意識のうちに硬くなってしまうことが多く、
特に、毎日のお仕事の内容によっては
気をつけなければいけません。
日常生活の中で、
内転筋群の柔軟性が低下しやすいシーン⬇︎
内転筋群の柔軟性が低下しやすいシーン⬇︎
- 立ち仕事の時
→骨盤を固定するため、
内転筋群に力が入り続ける。
- 力仕事の時
→骨盤を安定させるために骨盤周囲の筋肉が働き、
使い過ぎにより柔軟性が低下します。
- 椅子に座る時間が長い時
→体重の重さによって椅子に押し付けられると、
硬くなりやすい。
さらに血液の流れが滞り疲労物質が溜まる。
- 腰が痛い時
→内転筋群を使って強く足を閉じようとし、
骨盤が動揺しないように働きます。
日常生活の中で、
硬くならないよう意識できる部分はありますが、
避けられないことも多いです。
当てはまる方がほとんどと思いますので、
走る前にはしっかり
内転筋群を伸ばしてあげましょう!
立った姿勢で行う
内転筋群ストレッチ
内転筋群ストレッチ①
立った状態で、
肩幅よりも広めに脚を開き、
つま先を前に向ける
→脚を伸ばした状態から片側に腰を落とす。
内転筋群ストレッチ②薄筋
立った状態で、
肩幅よりも広めに脚を開き、
つま先を上に向ける
→脚を伸ばした状態から片側に腰を落とす。
→が体重をかける方向や足の向き、
⚫︎印が伸びるポイントを表しています。
伸ばす時間の目安として、
走る前は5〜10秒。
もし、
静的ストレッチとしてなら20秒以上
行うと良いでしょう。
行った後は、
引っかかるような不快感が減り、
スムーズに脚を前に出せるようになります。
伸脚は、一般的に体操でも
取り入れられていますが、
なんとなくの意識で伸ばしてしまいがちな部分です。
意味を理解することで効果が倍増するので、
頭に入れておきながら、
「内転筋が伸びているなー」
と感じてください。
次回は、「こわばり」改善編の
最後の記事になります。
ハムストリングスのストレッチを
ご紹介しますのでお楽しみに☆
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