#8 なぜ腕振りが必要なのか。振り方は?


よくマラソンのコーチや

ランニングに詳しい方から

きつくなったら腕を振れ!

と言われたことはありませんか?


でも、なんで腕振り?と

素朴に考えたことがある方も

いらっしゃるのではないでしょうか。


こんな経験はありませんか?

・足を動かそうとしても前に進めない

・すぐに足がきつくなってしまう

・足がきつくペースダウンが止まらない


そして、そんな経験のある方は

体重のせいにして、痩せたら
解決すると思っていませんか?


筋力不足だから筋トレをすれば
解決すると思っていませんか?


実はそれだけではないんです。


#5 の記事で走りに大切なポイントは

〈姿勢〉〈腕振り〉〈着地・重心〉

この3つを押さえることが大切と

書きましたが、 


今回は〈腕振り〉について
触れていきます。


腕振りの重要性

腕振りが大切な感覚が分からない方は

以下の実験をしてみて下さい。


① 速い足踏みをし、腕をゆっくり振る


これはバラエティーなどの

テレビ番組などで見たことがある方も

いらっしゃるのではないでしょうか。


この動きはほとんどの方ができます。



それでは続いてこちらの実験もお願いします。


② 足をゆっくり動かし、腕を速く振る


いかがですか?

腕の動きに合わせ、足が動いて

① にように上手くできませんよね。


それで良いのです。

上半身と下半身は連動している、

腕を振れば脚が動くということが

身を持って体感出来ました。


腕を振ることが出来ると

きつくなっても足が動いてくれる、

ということになります。


腕を振る=肩甲骨周りを使う

「腕振りの仕方が分からないよ」

と言う方は安心してください。

市民ランナーの方が悩んでいますが、

非常に簡単な意識です。


腕を振るという意識ではなく
肩甲骨を使って走るということです。


テレビでよく見るマラソンの

エリートランナーは肩甲骨を

上手に使って走っています。


そして、前への推進力を生む

後押しをしています。


△腕を振る 〇肘を引く

肩甲骨周りは肘を引くことで

よく動きます。


片方の肘を引いた時に、

肩甲骨の出っ張りが出る感覚を

覚えてください。


ポイントは

・1~2センチだけ肘を引く
・振り子のように投げ出す
・手は軽く!握る
・肘の角度は自身に合った位置
(一般的には90度)


腕振りの遠心力が前へまた前へと

進む身体全体の推進力と変わります。


そして何よりも重要なポイントは
リラックスです!!


「腕を振ろう」という意識を持つと

肩に力が入り、上がってしまいます。 


この動作が自然にでき、

肘を引いた反動で引いた側の足が

前に出ているような状態になると

走りに軽さや力強さが加わり、

スムーズに前へ進むことができます。



どれだけ足だけを動かそうとしても

進まなかったあなたも

嘘のようにスイスイと前へ

進むことが出来ます。 


これまでのランニングよりも

力を使わずに走ることが実感でき、

突然タイムが伸びたり

走ることがとても楽しくなります。



しかし、
注意しなければならない
ポイントもあります。 


それは、

肩甲骨を使う準備を整えること。

硬くてもだめ、猫背でもだめです。


次回は肩甲骨周りの柔軟性の

大切さについて更新します。 

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Ryo Kurokawa

マラソンサブ3•サブ4達成を目指すランナーへ。 毎日コツコツの練習を無駄にせず 効率的にタイムに結びつけませんか? 目標手前で伸び悩む。楽しくなくなってきた。 だけど相談相手がいない。 大丈夫、なんとかします。