#4 運動前の動的ストレッチって何?


#2#3の記事では、ストレッチの
大切さやポイントを書きましたが、
『動的ストレッチ』という言葉は
聞いたことがありますでしょうか?

「動的ストレッチって何?」
「普通のストレッチと何が違うの?」

自己流で練習をしているランナーの方や
あまり運動経験がない場合、
馴染みのない言葉だと思います。

運動前の動的ストレッチとは
別名「ダイナミックストレッチ」と呼ばれ、

運動前のウォーミングアップに適しています。


腕や足をさまざまな方向に動かしたり、

ねじったり、曲げ伸ばしたりして、
関節を大きく動かしながら筋肉を伸ばすのが特徴です。
馴染みがある例として、ラジオ体操があります。

【動的ストレッチの効果】

身体を動かしながら筋肉に刺激を与え、

筋肉の柔軟性・可動性を高め、

さらに交感神経を優位にします。


また、心拍数が上昇して体温も上がり、

運動前の準備に最適な状態を作り出します。


主なメリットは以下の2つ!

<パフォーマンス向上>

身体がスムーズに動くようになるため、

その後のトレーニング効果がアップします。


<ケガの予防>

筋肉の緊張を和らげ、伸びやすい状態に

できるため、怪我のリスクを軽減できます。


「しないとどうなるの?」

筋肉は姿勢を維持する役割を担っており、

常に緊張状態を保っています。

しかし、筋肉が緊張してガチガチに

固まっている状態では体がスムーズに動かず、

トレーニングの効果を十分に得られない可能性が

あるほか、筋繊維が切れてしまいやすく、

怪我につながりかねません。


「じゃあ、いつものストレッチはなんなの?」

実はストレッチは大きく分けて2種類!
•動的ストレッチ
•静的ストレッチ

以下に当てはまれば静的ストレッチです。


静的ストレッチは運動後におすすめ

最も一般的に浸透しており、

クールダウン時に適しています。

地面に座った状態や立った状態から

筋肉を一方向に伸ばして静止をするタイプです。


興奮状態にある筋肉を落ち着かせる

イメージで行い、筋肉痛をやわらげたり、

疲労回復を早めることに効果があります。


「運動前は動的ストレッチだけやればいいの?」
近年の研究では、
静的ストレッチに怪我防止の効果がなく、

パフォーマンスに悪影響を与えている

可能性があると言われています。


恐らく、緩み過ぎてしまうからでしょう。


しかし

日々の仕事での疲労や運動不足で身体が

凝り固まってしまっていることが多いため、

[動的ストレッチ][静的ストレッチ]

2つを組み合わせても問題ないと思います。


実際に静的ストレッチで
20秒以上伸ばし続けなければ、
問題ないと言われています。


筆者の黒川も、2つのストレッチを

組み合わせることが自身に合っており、

調子良く走りに繋げられています。


一般論に従うことが全てではないため、

普段の練習でストレッチを試しながら

自身に合うものを取り入れていきましょう。

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参考:横浜市スポーツ医学センター編

[新版図解スポーツトレーニングの基礎理論]

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Ryo Kurokawa

マラソンサブ3•サブ4達成を目指すランナーへ。 毎日コツコツの練習を無駄にせず 効率的にタイムに結びつけませんか? 目標手前で伸び悩む。楽しくなくなってきた。 だけど相談相手がいない。 大丈夫、なんとかします。